ひとり言
2016年01月13日
初荷前の築地市場
毎年 築地市場の初荷(年始の最初の開市のこと)は5日と決まっています。そのため、4日が仕事始めの弊店では、毎年その日は築地市場からの鮮魚がない状態での営業でスタートしています。まあ、オーソドックスなお蕎麦屋さんらしいといえばらしいのですが。
ただ、お刺身類が一日だけないというのは仕方のないことなのですが、天ぷら種は鮮度の良いものをご用意してお出ししたい。一年の最初の仕事だし、納得のいく仕事をしたい。という思いもあって、日ごろお世話になっている天種専門の仲買さんにお願いして、水槽で生かしている穴子を初荷前の休みの日に特別に出して頂きました。
そんなわけで、休みの築地市場に穴子を頂きに行ったのですが、普段は、買い物客や荷物を積んだ車で活気のある市場内も、お休みの時はご覧のとおり、まったく人気がありません。ちょっと怖いくらいで、妙なドキドキ感があります。
休みの築地市場に行くのは、まるで 子供の頃、休み中の小学校や中学校の校舎に忍び込んだ時の、ちょっと悪いことをしているような気分によく似ていました。