ひとり言
2017年02月05日
金継ぎ教室
器類のかけや割れを修繕する技法に、日本人が古来から利用してきた漆と金粉を使った「金継ぎ」というものがあります。
金継ぎには以前から興味があって、外食した際にきれいに金継ぎで繕われた器にお目にかかると、自分にも出来たらいいなあと思っていました。
調べてみると、金継ぎの技法には、修繕に使われる材料によって本格的なものから初心者向けに簡略的にできるものまで色々あることが分かりました。
やるからには、まずは本物の技術を体験してみたい、とこれまた調べてみると、なんと自宅から自転車で10分もかからないところで江戸時代より漆を扱っているお店が主宰している金継ぎ教室がありました。考えてみれば、台東区の真ん中あたりは、かつては職人町として大いに栄え、今でも小さな町工場や伝統工芸の職人さんが多くいるエリアです。江戸時代からの漆屋があっても不思議ではありません。
金継ぎなのに、なぜ漆屋と思われるかもしれませんが、金継ぎでは、欠けた器の修繕や接着に漆を用います。。その修復部分をきれいに見せるために金粉でコーティングしています。金だけで繕っているわけではありません。そんなことをしたら、器よりも修復の材料費の方が高くなってしまいますものね。
そんなわけで、今日第一回目のお教室に行ってきました。実際に自分のお店で使っていて破損した器を教材として用います。
今から仕上がりが楽しみです。