日本酒
2012年04月12日
春のお酒と 純米大吟醸「あさだ」
桜の開花も過ぎ春爛漫のこの頃です。
この季節にピッタリのフレッシュな新酒が入ってきています。
最近の一番のお気に入りは、石鎚(いしづち)純米吟醸春の酒です。
また、うちのオリジナルブランド「純米大吟醸 あさだ」も新酒がついに出来上がりました。
造りをお願いしている千葉・酒々井の飯沼本家の杜氏さん・矢崎さんが、じきじきに新酒のサンプルを届けてくださいました。
このお酒は、矢崎さんが、うちのためだけに600キロ仕込みで小さなタンク一本分を仕込んでくださったものです。
600キロ仕込みといえば、各蔵が全国新酒鑑評会に出す純米大吟醸を造るような本当に丁寧な造りの規模で、矢崎さんも
あさださんのことだけを考えた雑念のない造りが出来ましたと嬉しいことをおっしゃってくれました。
さて、この「純米大吟醸 あさだ」ですが、搾りが終わってただいま瓶詰めされた状態で低温熟成されているところです。
実際にお店でお出しするのは、二か月ほど先のことになりそうです。その間に、ほどよく熟成が進み、新酒特有のえぐみ感もぬけてより一層美味しくなっていることでしょう。
今回杜氏さんが来られたのも、現在の状態をお店で試飲してみて、これからの二ヶ月間の保管温度を何度に設定するかという相談をしに来てくださったものでした。ここまで、一軒のお店のことを考えてやってくださる酒蔵さん・杜氏さんはなかなかいらっしゃいません。本当に感謝しています。
二ヶ月後が楽しみです。